Tuesday, September 12, 2006

欧米のIT大手が続々とインド業務拡大

ソフトウエア大手の独SAPがインド市場の攻略に本腰を入れる。

今後5年間で同国に10億ドル(約1150億円)を投資、
R&D(研究・開発)施設などを拡充する。

今年末までに、同社が全世界に展開しているR&D部門の約20%が
インドに集約される見通しとなっている。

インドを最近訪問したヘニング・カガーマン最高経営責任者(CEO)は
「インド企業からの受注が急増している」と語っており、

同社は2750人の現地従業員を今年末までに4000人に増員、
今後5年間でさらに倍増したい意向だ。

インドでは優秀な人材を安く確保できるだけでなく、
現地企業などの需要拡大もあり、
欧米のIT(情報技術)大手が続々と投資を行っている。

ソフト世界最大手の「米マイクロソフト」
半導体世界最大手の「米インテル」
米通信機器大手「シスコ」は
昨年から今年にかけ、インドで総額39億ドルの共同投資をしてきた。

「IBM」も最近、今後3年間で60億ドルを投資すると発表している。

インドの「ソフトウエア・サービス・カンパニー連盟」は今年度、
ソフトウエア・サービス部門で25%の成長を予測している。

                            (フジサンケイ ビジネスアイ)

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